地域商社協議会

ふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員会
内閣官房 デジタル田園都市国家構想実現会議事務局
農林水産省 経済産業省

設立背景と運営主体

民間企業主体により構成される「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」実行委員会は、同表彰制度の実施運営を通じ、地域名品とそれを支えるヒト・モノ・コトを支援する取り組みを2015年より開始し、推進してまいりました。他方、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局は、地域資源の市場開拓の司令塔である「地域商社」機能の設立と普及に向け、取り組みを推進しております。いずれの取組みも、地域の将来を支える名品等の地域資源を最大限生かした市場の開拓を目指していることから、実行委員会及び内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局は、市場開拓の司令塔を目指す「地域商社」の設立・普及と、その効果的な事業展開をめざし、官民共同にて実施運営する「地域商社協議会」を設立いたしました。

表彰制度

第8回地域商社協議会 
2017年11月28日実施

協議会の様子(記録動画)

協議会でのプレゼン・討論の様子(式次第)

ご挨拶 内閣府まち・ひと・しごと創生本部事務局 参事官 佐合達矢様
地方創生を後押しして来ているが、東京一極集中は止まっていない。10年以上前から地域には資源が沢山あることは言われて来たが、それをどう最終消費者に販売していくか、届けていくかというところで、この地域商社というものに期待をしている。とお話しを頂きました。

動画でのご紹介はこちらから

ご挨拶 内閣府沖縄総合事務局 経済産業部長 寺家克昌様
これからは生産者と海外のマーケットをつないでいくことが必要だろうと考えている。沖縄総合事務局では、既に海外マーケットへの販売実績を持つ沖縄の地域商社のネットワーク化を推進して来ている。本日の会を通して、全国と地域商社の方々と沖縄の地域商社の方々が繋がって、新たな海外販路開拓のきっかけとなれば期待している。とお話しいただきました。

動画でのご紹介はこちらから

ご挨拶 沖縄大交易会実行委員会事務局 事務局長 金良実様
海外への販路拡大を目的とした沖縄大交易会も今年は第5回の開催を迎え、252社の国内サプライヤー、18の国と地域から240社のバイヤーが集まる日本国内最大級の商談会となって来ました。この度、共催できることを喜んでおり、今日は活発な議論に期待して、沖縄第交易会が更なる海外販路開拓のきっかけになっていただければと、お話しいただきました。

動画でのご紹介はこちらから

地域資源を使った海外展開事例
株式会社萌す 代表取締役 後藤様より沖縄海産物の海外展開についてご紹介を頂きました。貿易事業と地域事業創出の2つの事業を中心に事例をお話頂きました。
株式会社新垣通商 統括部長 儀間様 に地域特産品の海外展開について、ご紹介を頂きました。海外展開特有の課題をいかにして解決していくかの事例をお話頂きました。
株式会社鏑木 九谷焼鏑木商舗当主 鏑木様より伝統工芸の海外進出についてご紹介を頂きました。工芸品の難しさやブランディングの成功事例をお話頂きました。
株式会社Fun Japan Communications 最高執行責任者 稲川様にアジア海外展開支援サービスについてご紹介を頂きました。日本ファン430万人を集めたメディアの事例をお話頂きました。

動画でのご紹介はこちらから

政府関連支援事業紹介
①クールジャパン機構 投資連携・促進グループ 部⻑ ⼭下 隆⽣様
 地域企業等支援型事業として、投資先プラットフォーム活用して海外進出する事業事例、インバウンド・アウトバウンドに取り組む地域事業への資金投資の事例をご紹介頂きました。
②沖縄県商⼯労働部アジア経済戦略課 課⻑ 仲栄真 均様
 沖縄国際物流ハブの物流機能を活かし、日本全国の特産品を沖縄経由でアジアへと輸出する取組、沖縄国際物流ハブ、バイヤー、サプライヤの架け橋となる「沖縄大交易会」での市場開拓支援の取組をご紹介頂きました。
③沖縄国際ハブクラスター事務局(沖縄総合事務局経済産業部)統括マネージャー 植⽊ 宏様
 沖縄地域商社7社が連携をして、本土の商品を沖縄県内での消費、販売、またアジア市場への販売をワンストップで提供する取組をご紹介頂きました。

動画でのご紹介はこちらから

パネルディスカション 『地域商社のグローバル展開について』
「地域商社のグローバル展開」というテーマで、地元沖縄の地域商社、新垣通商代表取締役社長 新垣旬子様、(株)萌す代表取締役社長 後藤大輔様、これから海外展開を担う地域商社の代表として、ながと物産合同会社COO 山本桂司様、「野遊び」というキーワードで地域の豊かな自然をデザインし海外での活動もされている(株)スノーピーク地方創生コンサルティング代表取締役社長後藤健市様にご登壇いただきました。ふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員長 古田氏のモデレーターにより、すでに横の連携が取れている沖縄の取り組みを深掘りしながら、海外販路開拓へのヒントを頂戴しました。

動画でのご紹介はこちらから

ハロートーク
沖縄物産企業連合の渡久地様より、問屋としての機能以外にHACCP導入に向けた自社の取り組みをご紹介いただきました。
沖縄県物産公社様にはANA の那覇基地を通じた、静岡県産品のシンガポール、香港への輸出支援についてお話いただきました。
沖縄セルラーアグリ&マルシェ 国吉様には沖縄県へのインバウンド観光客数400万人の実現に向け、観光プラットフォーム化の取り組みについてご説明いただきました。

動画でのご紹介はこちらから

クロージングトーク
様々な分析や支援体制がある中でも、ラストワンマイル・ワンピースとなるのは「地域コンテンツの力」。本当にいいものを作っている地域の魅力を引き出すことこそ、私たちふるさと名品オブ・ザ・イヤー実行委員会の命題でもあります。答えのない地方創生だからこそ地域間の連携を高めながら今後も取り組んでいきましょう、と実行委員長の古田氏より締めのお言葉をいただきました。

動画でのご紹介はこちらから

協議会後

会場を北谷町の「うみんちゅワーフ(北谷町海業振興センター)」に移し、地域商社協議会参加の皆さんが登壇者を中心にグループに分かれて、より詳細な海外販路拡大についてのディスカッションが行われました。その後はヨットハーバーにて、伝統芸能であるエイサーを一緒に踊るなどして楽しみながら、参加者同士の交流が行われました。

開催概要

日時
2017年11月28日(13:00~17:05)
場所
沖縄コンベンションセンター 劇場棟
参加者
地域関係者127名
(内自治体関係者71名)
在京企業34名の総計161名
現地視察

日本で唯一の国際物流特区(国際物流拠点集積地)として、アジアと日本の架け橋である国際物流拠点整備を進める沖縄県。その中核的な物流ハブ関連施設である「ANAcargo」 と「国際ロジズティックスセンター4号棟」を視察しました。