「地方創生賞入賞名品」

瓶ドンプロジェクト
岩手県宮古市

EARTH Hiroshima 折り鶴再生紙グッズ
広島県広島市

総青森ひば間接照明
青森県青森市

さとうきびの搾りカス「バガス」を活用した
エシカルデニムプロジェクト
沖縄県浦添市

アジフライの聖地　松浦
長崎県松浦市

奈良田原本流鏑馬まつり
奈良県磯城郡田原本町

西東京市の情報はこれ１つ！
タウン誌アプリ「フラリコ」！
東京都西東京市

広田湾海中熟成プロジェクト。
~ 海でお酒を沈める海中熟成体験による地域活性 ~
岩手県陸前高田市

「内閣府特命担当大臣（地方創生担当）コメント」

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  北村　誠吾氏

  地域の素晴らしい名品や取組を全国に発信するふるさと名品オブ・ザ・イヤーの取組が今回で５年目を迎えられたこと、まずもってお喜び申し上げます。
  今回地方創生担当大臣賞を受賞した２つの作品は、優れたデザインを施しつつも養蜂の副産物であるミツロウなど、全て口に入れても安全で、かつ土に還る素材を活用してラッピング素材を作る「tsu tsu mi」と、観光客増加に伴うオーバーツーリズムにより生じる課題をテクノロジーの活用や斬新な発想に基づく完全予約制の仕組みづくりによって、観光客の満足と地元住民の負担緩和に同時に取り組む白川村の皆様の取組です。いずれも地方にこれまであった素晴らしい魅力を中心に据えながら、地方創生の視点でさらに磨き上げた方々の取組であると感じました。
  大賞の2名品をはじめ、これらの地域に眠る素晴らしい魅力の発信を通じて地方創生に貢献したいという思いから本事業の運営に取り組まれている事務局各位に対し、敬意を表するとともに、大賞の２名品、地方創生賞に選ばれた８名品はもちろん、全ての地域の自慢の名品が、日本全国、そして世界中へと羽ばたいていくきっかけとなることを大いに期待しております。

「審査員コメント」

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  増田　寬也氏

  第1回目から審査をしてきて「工夫や発想というのは無限で尽きない。」といったことを改めて思わされた審査でした。その中、今回大賞となった「tsu tsu mi」は、お弁当箱とは違って素材をそのまま包み込んでしまう形にとらわれない「包む」という発想は、変幻自在な包容力というものの大切さを改めて考えさせられました。また白川郷での取り組みは、テクノロジーを上手に取り入れて古いものとコラボレーションさせたところを評価しました。さらに今後、再度インバウンドを含めて如何に観光客を取り戻していくかが必要になっていきます。ただその際に、無秩序な混雑で苦労するような形ではなく、訪れた人がじっくりと観光を楽しみ満足度を高められるよう、コントロールしながら秩序だった混雑を作っていく。全国のそんな観光地を蘇らせていくといった期待を込めて評価しました。
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  大西　洋氏

  それぞれみなさん、本当に素晴らしい取り組みでした。今回の審査では３つの視点で審査をしました。１つ目は、当然のとこながら独自性とイノベーションという視点。２つ目は、短期と中長期の効果の見方は違ってくるのですが、今回は中長期で見据えたポテンシャルや効果がありそうなものという視点。３つ目は課題対応型というよりは、情報発信型でチャレンジングなものといった視点で評価しました。何れにしても昨今、環境問題は世界的な課題の中、今回、選ばれた名品はSDGsの観点からも評価されるようなものが多かったです。各地域のこうした素晴らしい取り組みを、如何にオールジャパンで支えて、更なる形にしていけるかが重要だと思いました。我々もその支援をしていきたいと考えています。受賞されたみなさま、おめでとうございます。
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  和田　明日香氏

  今年の審査も、自分の地域の魅力を打ち出していこうとするアクティブな姿が見えてきてとても嬉しい気持ちになりました。特に今年は「このふるさとをよくしたい！」というシンプルな強さがあらわれている名品が多かった気がします。名品部門では、今までは捨てられていた素材・部品を、資源と見直し生まれ変わらせた名品が多く、やはり環境問題への意識の高まりは、ふるさとレベルで変わってきていることなんだなぁと実感しました。資源を再利用するための人の知恵や技術に加え、その土地の特産物や伝統品をモチーフに掲げることでその場所でしか生み出せない価値を付加できるところが、ふるさと名品の良いところだと思います。そこに住む人だからこそ分かり、生み出せる方法もあるんだなぁということを、改めて思い知らされました。
  今回の受賞した名品は、パッと見で「おいしそう！」「かわいい！」「センスいい！」というとにもかくにもキャッチーな入り口と、その場所の歴史や風景、森や海の香りを想像させてくれるものが多く、いろんな場所に旅がしたくなりました。
  　
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  古田　秘馬

  5年間の「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」を振り返って、本当にアウトプッットの完成度が高まってきた印象があります。
  名品部門は、取り組みも素晴らしい上に最後の商品として質がとても高く、更にその先の可能性を思わせる名品が多かったと思います。「tsu tsu mi」は日本の新しい文化を作っていけるのではないか、「さとうきびの搾りカス「バガス」を活用したエシカルデニム」は生地としては世界に出していけるのではないか。という可能性を魅させてもらい、今までとちょっと違うレベルに達してきていると感じました。
  交流コンテンツ部門は、地域の課題をみんなで解決しているモデルが、どんどん出来てきていることを感じさせてくれました。単独で課題解決していこうとすると大変だが、組合的な発想で地域の人が協働して地域での課題解決に取り組んでいくような形は、これからとても重要な観点だと考えていますし、今後増えてくるのではないかと思います。その中で、白川郷で、慣習に縛られずに思い切った完全予約制という制度を地域みんなで導入していった取り組みは、とてもモデル的で素晴らしい活動だと考えました。