日本は歴史の長い国であるだけに、伝統と名のつくものがたくさんあります。その伝統にどのように向き合い、どのように継いでいくのか。その本質が問われている中、今も懇切丁寧に、地域の伝統と文化を将来に継承すべく、尽力を注がれておられる方を対象に表彰させて頂きます。
[名称] 株式会社 鏑木
[設立] 平成19年6月8日
[創業] 文政5年(1822年)
[資本金] 1000万円
[代表取締役] 鏑木 基由
※事業沿革については別紙参照
現在8代当主として、370年にわたり、九谷焼の伝承に努めています。
伝統を継承しながらも、概念に捉われずワイングラス等の制作にもチャレンジし、九谷焼で表現することで海外でも評価を受けてきました。
盃、茶碗、徳利など、用途別に使いやすい器の形状を考慮し、機能性を追求しています。
国境を越え、ドイツのガラスメーカーとコラボした商品開発など、海外での九谷焼の認知に尽力し評価されています。
(2006年グッドデザイン賞新領域デザイン部門受賞)
伝統的な九谷焼の手法、吉田屋・青粒・赤絵・・とデザインを生かし、世界に一つしかないワイングラスです。
ワイングラスは、ボルドータイプ・ブルゴーニュタイプと言った4種類。九谷焼の風合いとワインを注いだバランスが海外のファンの心を掴んでいます。
九谷焼の伝統の継承はもとより、金沢の武家屋敷や景観の保存(金沢 武家屋敷ガウディプロジェクト)として尽力している、優れびととして推薦する人材です。
ヨーロッパの伝統的な飲み物であるワインを楽しめるように、世界的なグラスウエアメーカーであるシュピゲラウ社とコラボレーションする等、九谷焼の価値を世界に広め、国際的な価値基準に押し上げてきました。