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世界に届けたい日本の逸品部門

株式会社トライステージ


世界に届けたい日本の逸品部門

全国にあるまだ広く知られてはいないが、各地域でその地域の特性を活かして、独自のこだわり・創意工夫・アイデアをもとに、地域の活性化に寄与する取り組みを「世界に届けたい日本の逸品部門」として表彰しています。


部門賞
近藤牧場
(低温殺菌ノンホモ牛乳/クレマカタラーナ)千葉県南房総市

概要

販売社:近藤牧場 商品価格:1,300円(税込み)※クレマカタラーナ 発売開始時期:2013年12月~ 県内の道の駅で販売を開始 南房総は、日本酪農発祥地。平安時代に馬が放牧され朝廷に納められており、鎌倉時代、戦国時代には軍馬を生産するために牧場が機能、安房の嶺岡一帯(現在の南房総市大井)は、安房国守の里見氏の牧場でしたが、江戸時代に 幕府が直接管理する迄になった。 乳業に関しては、八代将軍吉宗が、享保13年(1728年)インド産の白牛3頭を輸入し、飼育したことが起点、この白牛の乳で作ったバターのような乳製品「白牛酪」が造られ、江戸幕府に献上されるようになったのが日本酪農の起源。そして、それが次第に、周辺住民にも販売される様になっていった。 現在も千葉県は乳牛頭数6位と全国有数の酪農県です。酪農発祥の地、南房総で新たな未来をつくる新商品開発の取り組みです。

PRポイント

近藤牧場の牧場主である近藤周平さん。20歳のときに先代より家業としての酪農を引き継ぎ、乳牛の酪農家として数々の賞(農林水産大臣賞など)を受賞し、順調な滑り出しをしていましたが、乳牛の値段や牛乳の価格が下落する中で、川下事業での様々な新しい取り組みを模索し始め、ソフトクリーム、チーズ、牛乳などの加工食品を手掛けるようになりました。そんな中で誕生したのが【クレマ カタラーナ】。近藤牧場オリジナルの低温殺菌ノンホモ牛乳の濃厚な味わいを活かしてつくられたクレマ カタラーナは「食のちばの逸品2016」で見事金賞を受賞しました。クレマカタラーナの素材である、この近藤牧場オリジナルの低温殺菌ノンホモ牛乳のおいしさの秘訣は徹底したコダワリ。
1.量より質を優先した搾乳 2.配合飼料を減らして牧草を与える 3.4種(ブラウンスイス種、ジャージー種、ガーンジー種、ホルスタイン種)の牛の特徴を活かした試行錯誤の結果、オリジナルブレンド調合に到達し安定的な商品を製造
効率よりも品質と味を徹底して追求した結果、生まれた牛乳であり、それを素材とした欧州伝統の乳製品南房総版です。
イタリアやスペインのお菓子を参考にしながら、様々なオリジナル商品を生み出し、先進的な経営を続け、嵩じてイタリアンレストランを経営し、お客様の声を直接聞き、新たな商品構想へのフィードバックに生かしています。
ノンホモジナイズ(ノンホモ)は、ホモジナイズしていない、つまり、脂肪球を均一化していない牛乳のこと。 本来の脂肪球を傷つけないので、胃液や消化酵素の働きを受けてゆっくり消化吸収されます。

部門設定企業担当者の声

先ず、濃厚で美味しい事、お話を伺っていると、良質で、味わい深く、身体にも優しいオリジナル牛乳を活かして、製品化されている事が良く理解できる製品です。様々な商品を生み出し、直営販売、直営レストラン出店など、積極的な取り組みを行っている近藤さんの活動は、地域の事業者スタイルとしては秀逸というばかりでなく、様々な困難に対して、それを苦にしているところは、人に見せないダンディズムすら感じさせるお人柄でした。
将来は、牧場で牛を観ながら食事のできるレストランや東京への出店など、その夢は尽きない。そして、こうした取り組みを積み重ねながら、南房総の優れた乳製品の認知度が高まり、結果として興味を持った消費者が訪れたくなる様な観光地としても、新しい価値が高まっていく事を目標にして、試行錯誤を繰り返しながらも、日々前進を続けられています。新しい事へのチャレンジを飄々と続けられる姿は、社会人として見習うべきところも大変多く素晴らしい出会いでした。

部門賞
有限会社アルガマリーナ
代表取締役 金高 武夫 氏千葉県南房総市

概要

製造・販売者:有限会社アルガマリーナ 商品名:鯖の寒露煮 商品価格:400円(税込)
発売開始時期:2012年
2012年3月22日第61回全国水産加工たべもの展:大阪府知事賞受賞
国内では誰も作っていなかった鯖の寒露煮を開発。ゴマサバ一匹を丸々甘露煮し、骨まで食べられるようにやわらかく仕上げた商品。軽量で保存性も良く、災害時にも重宝される商品である。開発当初はサバの皮目がきれいに仕上がらず裏面は皮がほとんど残っていなかったが、改良を重ね現在のものは裏面の皮目までもきれいに加工できるようになり、商品の見た目も良くなった。

PRポイント

漁師暦30年の魚を知り尽くした魚オヤジ・金高武夫さんの開発する商品はどれも絶品。漁師時代から、地域の活性化は「食」だと考えており、長年の夢であった食品会社と食堂を設立し精力的に活躍している。加えて子ども達に添加剤を使用しない安全な地元の食材を使って、魚食を提供したいという強い思いから、子どもにも食べやすい料理を日々、開発している。未利用資源である魚も食べやすい商品へと試行錯誤を重ねながら開発し提供している。たくさん水揚げされるものの利用度が低い、カタクチイワシを中心にゴマサバ、海草のアラメ等の付加価値向上を図り、地域の活性化を目指している。
開発した商品は各方面から高い評価を得ており、現在までに開発した5商品全てが品評会等で農林水産大臣賞をはじめとする権威ある賞に輝いている。商品開発への意欲とアイデアにあふれ、常に消費者感覚を捉えている。昨年4月、大阪で開催された「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」では「イワシフィレのづけ丼」で準グランプリに輝き、世界大会への切符を手にした。世界大会は、シンガポールとの外交樹立50周年記念イベントとして10月にシンガポールで開催され、金高さんの「鯖の寒露煮」と現地でも有名なシャングリラホテルのシェフとのコラボレーションにより、シンガポールの郷土料理ラクサ鯖バージョンが生まれ、見事グランプリに輝いた。グランプリ受賞によりシャングリラホテルで鯖の寒露煮を使ったメニューが提供されることになった。金高さんの魚への情熱と技術が海を越えて評価された。地域を活性化させるため、魚オヤジ世界へ羽ばたく。

部門設定企業担当者の声

金高さんは、長年の漁師としての経験から、地元水揚げの新鮮な水産物の特性を最大限活かした製品開発で、様々な商品を生み出しています。品評会等でも多くの賞を受賞。
その情熱的な取り組みで、地域の活性化にも貢献されています。
2016年10月にシンガポールで開催された「にっぽんの宝物 世界大会」では地元ホテルのシェフとコラボし、アルガマリーナの「鯖の甘露煮」を使った料理が見事グランプリに選ばれました。

募集概要

応募期間
公募は行いません。
応募方法
公募はいたしません。
受賞時の特典
プロモーションプランの検討
受賞決定タイミング
2016年1月上旬に決定